嫌なところはよく似る

 

人の嫌だな、と思うところは、自分によく似てると思う。振り返ると同じようなことを他人にしてたり考えていたりする。

 

今日は両親がいつもの喧嘩?でもないが、母が父に対してイライラを爆発させる日だった。わたしにとっては鬼のようにストレスな瞬間。嫌だと思うほどに自分が母親に似るきがするし、自分にとってのフラストレーションの吐き方がこうなってしまうのではないかと思ってしまう。母のストレスも十分に分かっているつもりでも、あくまでつもりで、甲高い声で何回も何回も同じことを言っているのを聞くと頭がおかしくなりそうになる。刷り込まれてしまう気もする。

今日はそそくさと実家を後にした。

 

高校生の時から、こんな場面をよく見受けていた。父は今よりしっかりしていたので、今にも事件が起こるのでは無いかと高校生ながらにハラハラするくらいに怒鳴り合っていた。(もちろんお互いに手を出したりはしないが…)

 

後になって考えると、この頃から父の様子はおかしかったし、母が怒るのも仕方なかった。それからというもの病気を受け入れる父と、支える母を見ると、このファイトをする瞬間も2人には必要なのだろうとも思うのだが…笑

言いたいことを言い合える環境で2人の折り合いがついているのだろう。

 

小学生くらいの時に、父と母が、朝の番組でしているミニクイズを2人で解きあって、楽しそうな姿が私は大好きで、今でも2人の姿は何故か驚くほどに覚えている。メモを取り出して「とけた!できた!」とか言いながら楽しそうだったな。

 

今現在、2人でドライブをしている姿もわたしは好きで、ずっとそんな2人で居てほしいと心から思う。喧嘩はしても、穏やかであってほしい。

心からのお願い、私もそうありたい。

 

そんな私も、怒ると捲し立てるように話してしまうし、イライラを爆発させてしまう人間。よく似ていると思う。

育った環境、みてきた環境で、どうしても精神がそっちに行ってしまって、そうしないとスッキリしないのだろうか。

人のせいにしすぎかも、怒られるね。笑

でも似すぎなくらいに似てきている。

軌道修正しなきゃ、しなきゃとは思うけど、なかなかに難しい。

 

話し方も、治さなくてはと思うのだけどなかなか治せない。

年々せっかちになっていく気がしてならない。いつぞやかから、私はのんびりゆっくりすることが苦手になったし、遅いことや遅れをとることは、悪いことだと思うようになった。

 

就職するときに、模擬面接というのを先生にしてもらうのだが、その日はイラついていたのか、どうでもいいと思っていたのか、いつもより早口でベラベラ話してしまったことがある。

「舌を捲し立てるように話すのはやめなさい」と指摘を受けた。

わたしは怒ったり意に沿わないことがあると、感情的になって、饒舌になる癖がある。相手に隙を持たせないくらいにベラベラと話し倒してしまう。これは多分誰に似たわけでもなく、完全オリジナル。昔から理屈っぽいと言われる所以だろう。

 

滑舌が悪いのか、声が小さいのか、早口なのか、相手の耳が悪いのか、全部の要因からか、よく聞き返されることもある。

 

声が小さいのは元々で、大きくしようと思う気はあまりない。小学生の時の音読の時間で「声が小さいメンバー」に入れられ、運動場で本読みをさせられた記憶がある。声が小さいのは耳がいいからだ、と私は自分を肯定している。程よい音声にしたいところではあるけど、それがどこなのか分からない。

 

早口は治そうと思う。これがまた難しくて、言いたいことが脳内沢山あって、早口はなかなか治せない。のんびり話すとオチまでの時間がかかってしまい、話の温度が冷めてしまう気がして…。

最近は、ゆっくり話そうと思い始めて丁寧に話すのだが、脳で考えるあまり、冒頭に話す言葉を失って、「…」から始まり、相手の脳が「?」となる微妙な間が開く。これは少し楽しんでいるところではある。

 

滑舌に関しては、どうしようかというところ。

舌が回らないことは多い。たまに脳内大丈夫だよな、と思う時も。日本語が出てこないことも稀に。若いのに!

最近は音読を始めようかと思うくらいになってきている。漢字にも弱くなってきているし、適当に読み始めようか。

これまた小学生の時、音読の時間にスラスラと読めない時期があった。その時に、手当たり次第声に出して読んで、スムーズに読めるまで1人で何回もやり直した思い出がある。つまる自分にイライラしていた。

その甲斐あってか、言葉に詰まることは無くなったのだが、有効期限切れか最近は立ち止まることが多くなった。

自分の日本語に自信がなくなり、言葉選びを話しながらするようになってしまったのが原因かと。

 

日々自分の中で課題はたくさん。

治せるところは向き合っていこうと思う。

 

ふと、思った土曜日晩でした。

 

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