ヒトは退化しているのではないか

 

繁忙期になると体調を崩しやすく、実際職場でも長期でお休みされる方が見受けられる。

 

以前、暮らしの手帳のとあるページにヒトの退化について書かれていた。

とても印象的だったので、思い出しながら書いてみる。

 

ヒトは赤ちゃんを産む時、かつては1人で産めていた。

しかし、進化により脳が大きく発達し、生まれてくる赤ちゃんの頭が大きくなり難産となった。1人で産むのではなく、複数人の手を借り、協力してお産をするようになった。

進化の過程で、「協力」「共同」する思想・行動が我々にうまれた。

しかし、昨今においては希薄な世の中とある通り、我先に、という思想が蔓延り、サルに戻っているのではないか。

そんなことが書いてあった。

 

少し無理があるかもしれない進化論だが、確かに一理あるとは思う。

未来多き若者が誰にも相談できずに自殺を選んだり、パワハラやセクハラにみるように、自分の欲を満たすだけの人たち。

社会を見ると、沢山の退化が目に見えて分かる。最先端技術で、一見技術が進歩しているようにみえても、生物学上の「ヒト」としては退化を辿っているようにしか見えない。

AIも先走りは良いが、そのうちブラックボックス化するのも時間の問題ではないかと思ったり…

絶対的な信頼・信用をおける場所はどこにも無いと改めて思う。

我々は、安心が欲しいだけなのに。

 

さて、冒頭に戻るのだけど、「相談」が出来る社会であれば悩み苦しむ人が1人でも減るのではないか?と思う。

私自身、「相談」をするのは苦手。ある種、自分の弱みを人に相談しているようで心苦しい。「自分がやれば済む話」と思い、無理をして、1人でクラッシュすることもしばしば。

どうしたら、相談しやすい世の中になるのだろうか。そんなことを考える今日のこの頃。

 

生きやすい世の中を構築していきたい。