良いものは人それぞれだけど…

母にお願いをし、家具屋さんに連れて行ってもらった。

 

ざっくりとした私の意見としては、ある程度の木の厚みと重厚感のあるダイニングテーブルが欲しかった。

 

ACTUSなどのダイニングテーブルでも十分立派だと思っていたけど、母が前々からダイニングテーブルはしっかりしたものを買いなさいと言っていたので保留にしていた。

人それぞれに「しっかりとした」「良い」の基準があって、そもそも家具なんてピンからキリまであって、ちゃんとした家具屋さんに行ったことのない私は、何が「良い」のか、何をもって「良い」とするのか全然分からなかった。

 

実家のダイニングテーブルは母のお気に入りで丸テーブルっぽいけど角が取られたテーブルを使っている。

母は昔からいつも大事に使っていて、少しでも熱いものを置くときは鍋敷かコースターを置かないと怒られたし、何かをこぼしたときはしっかりと拭き取らないとめちゃくちゃに怒られた。

もちろん経年劣化と孫のせいで、今は痛みが目立ってきたものの30年を超えても尚綺麗に保っている。

(孫の赤ちゃんは、母の怖さを知らないので楽しそうにフォークを机にガンガンするが孫には全くおこらない。またそれも味ということで。笑)

 

そんな姿の母を見てきて、私も同じようなダイニングテーブルが欲しいと密かに思っていた。何を「良い」とするのは分からないけど、母があれだけ大切に使ってきて、自分も何十年と一緒に過ごしたダイニングテーブル。これから長い人生を過ごす家族みたいなテーブル。家具の「良い」の定義が分からない私は自分が選び得る最善の方法をとり、母の「良い」基準を横取り。マネをして学ぶ。

 

色々ある中で結果自分でいいと思うものに目星をつけた。

・重厚感

・唯一無二

・大量生産できない

・美しい

その他にも色々決め手はあったけど、すごく有意義な時間を過ごせた。

これが買うということの本質なのかもしれない。悩んで、相談して、選んで、この工程が凄く良かった。

 

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自分のダイニングテーブルの価値観はまだまだ醸成中だけど、この子と共に成長していけたらと思います。

仕上がりがとても楽しみです。

 

余談ですが、ケチな私は直ぐに日割り換算をするのですが…これから50年同じダイニングテーブルを使うとして

n円÷50÷12÷31をすると、いくら高い物だったとしても、お得な買い物だと思いませんか?ハハハ