新年そうそう手に取った本はエッセイマンガ。
こちら大ヒットしているらしく、2冊目。
1冊目がよかったので手に取ってみた結果、素晴らしかった。
ちょこっと何かを始めたり、やめたりすることによって新鮮な毎日を送れることをテーマにしたエッセイ。
石鹸作りのページはなかなか良かった。
趣味として始めるのもアリだなあと思いながら読み進める。
今回の作品で1番良かった?共感した?のは、
作者が歯医者へ通ってインプラントにする回。
作品は小さい頃から歯がボロボロで、30代にしてインプラントに。小学生の頃から親に隠れて歯の痛み止めを飲むほど調子が悪かったそうで、親も歯磨きの仕方を教えてくれなかったそう。
段々とその歯を見せるのが恥ずかしくなり、歯医者に行くことすらやめてしまった作者。
ある日、歯医者に行って「親が歯の磨き方をちゃんと教えてくれていればこんなことにならなかったのに」と歯医者さんにポロリ。すると歯医者さんは「今からきれいにしていけばいいじゃない」と作者に言い、作者は親のせいにしていた自分を恥ずかしく思うのである。
「自分次第」でどうにかなるのに、そうしようとは思っていなかった自分を恥ずかしくなる作者。
これからは、自立していかなきゃ!と奮起して終わる。
共感ポイントは、「何かをしないこと」や「何かをしなかったこと」の責任転嫁をすること。
何かのきっかけにすればいいのに、「〜のせい」にする。
わたしは、2年前から一人暮らしをし始めた。親は反対していたものの、押し切って始めた。
様々な要因があって、快く始めたような、そうでもないようなスタートであったが、始めてみて感じた事は、思ったより私は自由に生きれるんだということ。実家が自由じゃなかったとかそういう話ではなく、扉を開く選択肢は案外その辺に転がっている、そして自分次第ということ。
「親が反対したからしない」のではなく、「自分がやりたいから責任を持ってする」、こんな考えができるようになった自分も人生において大切な経験だったような。親にも感謝できるようになれたので、なおよしではないかな。
と、ふと本を読みながら考えたのだった。