QOLを上げるには?

 

先日大学時代にお世話になった教授と1年ぶりに食事へ行った。爆速で仕事を終え向かう先は、「いつもの場所」。本当は先生とお茶もしたかったけれど、面談が午後からあったのでやむなく夜ご飯から参加。

 

先生とは初めてお会いしてから、もうかなりの時間が経つ。何故か大学で出来た友人よりも一緒にご飯へ行くし、色々なことを話している不思議な関係。

食事中、音楽の趣味も映画の趣味も全く合わないのにどうしてこんなに関係が続いているのか、という会話になった。先生が導き出した答えは「面白いから」だった。私自身、「面白い」とよく言われるが、お笑い芸人のように人を笑わせるセンスは無い。私の何が面白いのだろうか。funnyじゃなくてinterestingであることをひたすら祈った瞬間だった。

 

会話をしていてもお互いに適当すぎて、たまに何を話してるか分からなくなる。「で、なんの話してたんだっけ」がお決まりのフレーズ。私も適当(適度)に頷くし、先生の話もどんどん本筋から逸れていくから迷子になる。「聞いていないでしょ」と何回言われたことやら…それくらいの会話が私たちにとっては適度。

 

こうしてコロナ明けに食事ができて、楽しく会話ができて素敵な時間だった。私は「QOLを大切にする」ということを大学時代からよく話していたが、そんなことすっかり忘れていた。先生に言われて思い出した。改めて今の生活を見直すと、どうだろうか。収入ベースでは程よいにしても、「やり過ごすこと」を念頭に毎日を過ごしているので勿体ないなと思う。精一杯生きているんだけど、なぜかQOLの均衡が取れていない。過去の自分の中では「希望の就職先に勤める」「ワークライフバランス」が自分の将来にとってのQOLへの一歩だと思っていた。実際、2つとも正しい。ただその先を今から描かなければ、時が止まってしまう。実際、時が止まっている気がした。

 

頻繁に例えとして耳にするのが、受験で行きたい大学に入ったけど、合格することだけを見据えていて、入学するとやりたいことが分からなくなったということがある。社会人になっても同じ現象があるのかなと思う。結局自分は何がしたいのか、自分でも分からない状況。

 

そこで先生にヒントをもらった。

▶︎続きは次回に持ち越しです。